ホソバツルノゲイトウ(細葉蔓野鶏頭)

Alternanthera denticulata


ホソバツルノゲイトウ

  • 科名・属名
  • : ヒユ科 ツルノゲイトウ属

  • 特徴

  •  長さ50cm程度の1年草。帰化。
     茎は匍匐してよく分枝し、円くて節には白色の軟毛があり、節間に2条の白毛が生える。
     葉は対生し、線形〜線状披心形で、長さ2.5〜6cm、幅3〜6mm。ほとんど柄がなく無毛。
     花は葉腋から出た枝に数個ずつつき、多くの花からなり、球形で径3〜4mm。花被片は5個で、長さ2〜2.5mm。
     種子は径0,7mm、黄褐色で光沢がある。

  • 分布・生育地

  •  帰化(南アメリカ原産)
     田の畦、明るい湿地

  • 花期
  • : 7〜11月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年10月10日 静岡県静岡市
     下・花 2009年9月13日   同 上

  • 撮影記

  •  稲刈りの終わった田は湿生植物の天国だ。稲という頭上の覆いがなくなり、今まで畦の片隅で細々生きていた花が、自分の天下とばかり勢いを強める。
     この花もそんな花の一つで、よく似たツルノゲイトウとともに勢力を広げていた。
     関東地方以南に帰化している。

    同じ科の仲間の花
花