イヌビユ(犬びゆ)

Amaranthus lividus var. ascendens


イヌビユ

  • 科名・属名
  • : ヒユ科 ヒユ属

  • 特徴

  •  草丈50〜70cmの1年草。帰化。
     茎は直立し、帯紅色で無毛、稜がある。
     葉は互生し、菱状卵形〜菱状広卵形で、長さ2〜5cm。長い柄があり、先は深く窪み凹頭となる。
     花は茎頂および葉腋に穂状につき、あまり枝を出さない。花被片は3個、胞果は横に裂けない。

  • 分布・生育地

  •  史前帰化(ヨーロッパ原産)  道端、畑

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年10月31日 東京都日野市
     下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  史前帰化(かなり古い時代の帰化で、時期がはっきりしないもの)ということで、帰化植物図鑑などに記載されていない場合も多い。若葉が食用になるということで持ち込まれたものだろうか。
     よく似たホナガイヌビユ(アオビユ)とはは葉先の凹みが大きいことで区別されるとあるが、「神奈川県植物誌」では、そのことが必ずしも同定の基準にならないとされている。
     さらに、最近はホナガイヌビユ(アオビユ)が多いとされているので、この花も100%本種とは言い切れない。

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葉