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- 科名・属名 : ヒユ科 ケイトウ属
- 特徴 :
草丈20〜100cmの1年草。栽培逸出。
茎は木質化して硬い。
葉は互生、長楕円形、長さ5〜10cm、幅2〜4cm。先は尖り、基部はくさび形。最上部の葉は花序のすぐ下にある。
花序は茎頂につき、トサカ状になるものや穂状になるものなどがあり、花色も赤色、オレンジ色、黄色など色々ある。花被片は、長さ4〜6mmとノゲイトウよりやや短い。花序の柄は短い。
品種として、トサカ系、ヤリケイトウ系、久留米ケイトウ系など様々なものがある。
- 分布・生育地 :
栽培逸出(インド、熱帯アジア原産) (国外:世界各地に逸出) 道端、荒地
- 花期 : 7〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2019年8月31日 神奈川県川崎市 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花序、以下全て 同 上
- 撮影記 :
散歩がてらに花見に出かけた多摩川、石のゴロゴロした川原を歩いていくと、流れの縁に真赤な花が咲いているのが目に入った。
近寄ると昔庭で咲いていたケイトウ(鶏頭)の花だ、こんな所に植えたわけではないだろうと撮影した。
これまで園芸植物として見ていたので改めてよく観察すると、トサカ状の花序の下の方に花被片が見え、ヒユ科の花であることが納得できた。
帰って調べると色々な品種があり、この花は鶏頭という和名の由来になった花序が鶏のトサカ状になるトサカ系というタイプであることがわかった。
日本には古くから中国経由で入って栽培されているが、「神奈川県植物誌」には栽培品の逸出が県内にも点々とあることが記載されていたので、園芸品ではあるが栽培逸出ということでアップすることにした。
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