エゾフウロ(蝦夷風露)

Geranium yesoense var. yesoense


エゾフウロ

  • 科名・属名
  • : フウロソウ科 フウロソウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜60cmの多年草。
     茎の基部は倒伏し、茎や葉柄には開出毛がある。
     葉は5〜10cm、掌状に5裂し、裂片はさらに中裂する。
     花は直径約3cmで花弁は5枚で紅紫色、花弁は重なり合う。萼片に開出毛が多い。

  • 分布・生育地

  •  北海道(主に太平洋側)〜本州(中北部)
     海岸〜低地の草原

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1999年7月11日  北海道ワッカ原生花園
     中・花 2013年8月23日  北海道白糠郡
     下・葉    同 上

  • 撮影記

  •  北海道にはピンク色のフウロソウの仲間が多く、同定に苦労する。
     この花は、北海道でも太平洋岸に分布し、萼片の開出毛が多い、葉の切れ込みが深い、葉の裂片の幅が狭い等の特徴がある。
     よく似たハマフウロは全体に毛が少なく、茎や花柄の毛は下向きに寝ていて、主に日本海側の海岸に分布している。

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花

葉