アカソ(赤麻)

Boehmeria tricuspis


アカソ

  • 科名・属名

  •  イラクサ科 ヤブマオ(カラムシ)属

  • 特徴

  •  草丈50〜80cmの多年草。
     茎や葉柄は赤みを帯び、斜上することが多い。
     葉は対生し、卵円形で長さ8〜15cm。縁には粗い鋸歯があり、先は3裂し中央の裂片は長く伸びる。
     花は雌雄同株で、雌花序は茎の上部に付き、赤みを帯球形に集まり、やや接して花軸につく。雄花序は茎の下部につき、花被片は淡黄白色。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州 山野のやや湿った所

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1991年9月1日 北海道札幌市

  • 撮影記

  •  夏から秋にかけて林縁や道端でよく見かける花で、よく似たものにクサコアカソ、コアカソがあるが、この花は葉の先が大きく3裂し切れ込むのですぐに見分けられる。
     昔はカラムシなどと同様、この茎から繊維をとったそうであるが、今では見栄えのしないごくありふれた道端の雑草である。

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