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- 科名・属名 : イラクサ科 ミズ属
注.APG分類では、学名(P. pumila)
- 特徴 :
草丈30〜50cmの1年草。
茎は緑色で柔らかく、多汁。
葉は対生し、葉身は卵状菱形で長さ3〜10cm。先はやや尖り、基部は広いくさび形、縁には三角形の鋸歯が基部まで5〜10対ある。托葉は長さ1〜2mm。葉柄は長いものから短いものまでいろいろ。
花は雌雄同株、葉腋から1〜3cmの柄を出して集散花序になり、雄花と雌花が混生する。雄花の花被片は2個で白色、雌花の花被片は3個、緑色で赤みを帯びることが多く長さは不揃い。
果実(痩果)は広卵形で長さ約1mm、少し隆起した褐色の点が散在する。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、シベリア(東部)、北アメリカ) 山野の湿った所
- 花期 : 7〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年9月12日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2023年9月26日 東京都八王子市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・花序1 2003年10月4日 同 上 中下・花序2 2023年10月7日 同 上 左下・花 2016年9月12日 神奈川県川崎市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
少し湿った場所に群生することが多く、関東あたりではこの仲間の中では最も普通種で、いろいろな場所で見かける。
ミズによく似ているが、葉の大きさが倍程度あり、鋸歯数も多くて基部まであり、茎は赤みを帯びないなどの違いがある。
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