アオミズ(青みず)

Pilea mongolica


アオミズ1

  • 科名・属名 : イラクサ科 ミズ属
     注.APG分類では、学名(P. pumila)

  • 特徴 :
     草丈30〜50cmの1年草。
     茎は緑色で柔らかく、多汁。
     葉は対生し、葉身は卵状菱形で長さ3〜10cm。先はやや尖り、基部は広いくさび形、縁には三角形の鋸歯が基部まで5〜10対ある。托葉は長さ1〜2mm。葉柄は長いものから短いものまでいろいろ。
     花は雌雄同株、葉腋から1〜3cmの柄を出して集散花序になり、雄花と雌花が混生する。雄花はの花被片は2個で白色、雌花の花被片は3個、緑色で赤みを帯びることが多く長さは不揃い。
     果実(痩果)は広卵形で長さ約1mm、少し隆起した褐色の点が散在する。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、シベリア(東部)、北アメリカ)
     山野の湿った所

  • 花期 :   7〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年9月19日  栃木県渡良瀬遊水地
     中上・全体2 2016年9月12日  神奈川県川崎市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序 2003年10月4日  東京都八王子市
     左下・花 2016年9月12日  神奈川県川崎市
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     少し湿った場所に群生することが多く、関東あたりではこの仲間の中では最も普通種で、いろいろな場所で見かける。
     ミズによく似ているが、葉の大きさが倍程度あり、鋸歯数も多くて基部まであり、茎は赤みを帯びないなどの違いがある。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
アオミズ2

花序

花