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- 科名・属名 : イラクサ科 イラクサ属
- 特徴 :
草丈50〜180cmの多年草。
茎は直立し、鈍い四角形で、全体に刺がある。
葉は狭卵形〜卵状長楕円形で、長さ8〜16cm、幅4〜8cm。先は尖り、縁は単鋸歯で両面に毛がある。托葉は合着し2個。
花は普通雌雄異株であるがまれに同株、葉腋から花序を出して穂状に多数つき、上部の葉腋に雌花序、下部の葉腋に雄花序がつく。花被片は4個、淡緑色〜緑白色。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中部地方以北) 山地のやや湿った所
- 花期 : 7〜10月
- 撮影月日・場所 :
1999年7月10日 北海道網走郡 中 2014年7月8日 北海道北見市 下左・雌花、下右・葉 同 上
- 撮影記 :
北海道東部のある山、行きは車で登った林道、帰りは歩いて降りると、車からは気がつかなかった多くの花に出会えた。
十数年後に訪れた際も、クマの出没する道東の山中、沢沿いの林道際で見つけた。
北海道には他にコバノイラクサがあるが、各節に托葉が4個(この花は2個)あるのが違いである。
また本州でよく似たイラクサに比べると、葉は狭卵形〜卵状長楕円形、縁の鋸歯は単鋸歯、両面に毛が多いことが違いである。
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