カタバヤブマオ(堅葉藪苧麻)

Boehmeria longisipica var. dura


カタバヤブマオ

  • 科名・属名

  •  イラクサ科 ヤブマオ(カラムシ)属

  • 特徴

  •  草丈1〜2mの多年草。
     葉は対生し、卵円形で大きいものでは長さ22cm、幅25cmになる。質は厚くて硬く、成熟した葉の先は大きく3裂する。葉裏主脈上には開出して上向く粗毛がある。
     花は雌雄同株で、上部に雌花序、下部に雄花序をつける。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州
     海岸近く、湿気の多い内陸部林縁

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1995年10月22日 静岡県下田市

  • 撮影記

  •  ヤブマオの海岸型のタイプで、葉が厚くて硬いという特徴がある。
     さらに「神奈川県植物誌」によれば、成熟した葉の先は大きく3裂し、海岸だけでなく内陸部の湿った林縁にも分布するそうである。

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