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- 科名・属名 : イラクサ科 ムカゴイラクサ属
注.APG分類では、学名(L. cuspidata)
- 特徴 :
草丈40〜80cmの多年草。
茎や葉に刺毛があり、触れると痛い。
葉は互生、葉身は円形〜広卵形、長さ8〜20cm、幅5〜15cm。先は短い尾状となり、鋸歯は上部のものほど大きい。質は薄く、表面には刺毛を散生し白点があり、裏面は密に細毛がある。葉柄は葉の長さの1/2より長い。
花は雌雄同株、花は白色で、雌花序は上方の葉腋に立ち、長さ20〜30cmの長い穂状につく。雄花序は5〜10cmで、下方の葉腋につく。
果実(痩果)は歪んだ楕円形、長さ約1.8mm。
- 分布・生育地 :
北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国) 山地の湿った沢沿い、林下
- 花期 : 7〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年8月5日 長野県北安曇郡 中上・全体2 2007年9月1日 群馬県吾妻郡 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・雌花序 2007年8月5日 長野県北安曇郡 中下・雄花序 同 上 左下・果実(痩果) 2020年9月6日 長野県戸隠高原 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
この花は、ムカゴイラクサによく似ているが、葉腋にむかごはつかず、葉が広卵形〜円形であることなどが特徴である。
生育場所も山地に多く、葉しか撮影してこなかったので注意していたら、山の沢沿いなどで結構普通に見られた。
この仲間の特徴で刺毛があって触れると痛いので、気をつける必要がある。
ただ若芽の時は美味で、東北地方ではアイコと呼ばれ、山菜としてよく食べられている。
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