オオサンショウソウ(大山椒草)

Pellionia radicans


オオサンソウソウ

  • 科名・属名 : イラクサ科 サンショウソウ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     茎は基部でよく分枝し、地を這い無毛。
     葉は互生し、歪んだ卵形で長さ3〜5cm。先は尖り、縁には数個の鋸歯がある。裏面脈上に微毛がある。
     花は雌雄異株で、花は腋生する。雄花序は柄があり集散状につき花被片は紅紫色で、雌花序は柄がなく球状につき、花被片は淡緑色。

  • 分布・生育地 :
     本州(近畿地方以西)〜沖縄
     山地の湿った林下

  • 花期 :  3〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2004年4月30日  宮崎県児湯郡
     中・雄花 2003年5月4日  和歌山県東牟婁郡
     下・雌花 2004年5月23日  山口県阿武郡

  • 撮影記 :
     やや薄暗い谷間、湿った斜面に張り付くように葉を伸ばし、花柄の先に薄紅色と白色の雄花序が目に入った。
     見ると、葉腋に球状になった雌花序をつけた株もある。雌雄異株であるが、中には同株もあるようだ。
     サンショウソウに似ているが、葉が大きくて先が尖るという違いがある。分布も近畿以西とやや西よりである。

    同じ科の仲間の花
雄花

雌花