サンショウソウ(山椒草)

Pellionia minima


サンショウソウ

  • 科名・属名 : イラクサ科 サンショウソウ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     茎は多少分枝し、緑褐色を帯び、地を這う。
     葉は互生し、歪んだ倒卵形で長さ1〜3cm。先はやや鈍頭で、縁はやや反り、数対の鋸歯がある。茎や裏面脈上に短毛がある。
     花は雌雄異株で、葉腋につく。雄花序は柄があり集散状につき、花被片は紅紫色、雌花序は柄がなく球状につき、花被片は淡緑色。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方以西)〜沖縄 (国外:日本固有)
     山地の湿った所

  • 花期 :  3〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2004年4月30日  宮崎県児湯郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・雄花 2003年5月4日  和歌山県東牟婁郡
     下左・雌花 2015年4月17日  宮崎県延岡市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     この花とオオサンショウソウはよく似ていて、図鑑には葉が小さく葉先も尖らない、縁が反るなどと書かれているが、写真でみていると違いがわからなくなってくる。
     この仲間は、雌雄異株で、雄花序と雌花序が別になっているため、それぞれ撮影する必要がある。
     上の写真が雄花で短い柄があり、下の写真は球状につく雌花である。
     自生地は、山地の沢沿いなどの湿った場所、単独で生えることは少なく、多くの場合群落になっている。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
雄花

雌花