|
- 科名・属名 : イラクサ科 ヒカゲミズ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの1年草。
茎は軟弱で、全体に開出する長軟毛が密生する。
葉は互生し、卵形で長さ1〜2cm。
花は葉腋に数個つく。
ヒカゲミズに似るが、茎に生える毛が開出することが異なる。
- 分布・生育地 :
本州、九州 (国外:朝鮮) 深山の林下(岩場の下の陰になった場所でよく見る)
- 花期 : 8〜9月
- 撮影月日・場所 :
2006年11月25日 長野県南佐久郡 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中上 2015年9月28日 高知県吾川郡 中下・花、右下・葉 同 上 下・果実、右上・茎 2006年11月25日 長野県南佐久郡
- 撮影記 :
道路脇の崖下、少し抉られた場所に一面にこの植物が広がっていた。残念ながら花期には遅く果実になっていた。
黄緑色の柔らかな感じの葉、そうと教えられなければ見過ごしてしまいそうだ。こんな植物が貴重とはとても思えない。
よく似たヒカゲミズの毛が伏せているのに対し、茎の毛が開出毛であることが違いで、その様子がわかるようにと一生懸命接写した。
その後、高知県でも出合ったが、やはり崖下の少しへこんだ場所、和名の通り日陰に生えていた。
今度は葉腋に花も咲いていたが、小さすぎて何カットも撮影したにもかかわらずまともな写真はなかった。
同じ科の仲間の花
|