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- 科名・属名 : イラクサ科 ウワバミソウ属
- 特徴 :
草丈10〜25cmの1年草。
全体に開出毛が多い。
葉は歪んだ長楕円形で、長さ3〜6cm、先は尖らない。
花は雌雄同株で、葉腋につく無柄の花序に雄花と雌花がつく。
花は緑色で、雄花の花被片と雄しべは4個、雌花の花被片は3〜5個。
果実(痩果)は楕円形で長さ約0.5mm、凸点がない。
- 分布・生育地 :
北海道(西南部)〜本州(中部地方以北) (国外:日本固有?) 低地の湿った所
- 花期 : 9〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2016年9月12日 神奈川県川崎市 中上・全体2 2004年9月19日 栃木県渡良瀬遊水地 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中中・全体2 2016年9月12日 神奈川県川崎市 中下・花1、以下全て 同 上
- 撮影記 :
渡良瀬遊水地に一面に広がった葦原、その根元を掻き分けると、地味な花をつけた本種が見つかった。
近くには色鮮やかなワタラセツリフネソウが咲き、気がつかずに踏みつけてしまいそうなこの花と対照的だった。
その後なかなか出会えなかったが、最近、近くの川崎市の谷間の林縁に分布していることを知り、久し振りに会いに出かけた。
渡良瀬では撮影に苦労したが、ここでは道端の湿った林縁にそこそこの株が見られた。
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