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- 科名・属名 : イラクサ科 ヤブマオ(カラムシ)属
- 特徴 :
草丈30〜50cmの多年草。
茎は多少束生し分枝せず、粗毛を密生する。
葉は対生、葉身は卵状円形で左右相称、長さ4〜10cm。縁には鈍鋸歯縁があり、上面は粗毛を散生ししわが多く、下面は粗毛を密生する。
花は雌雄異株、雌花序は腋生の穂状花序となって直立し、長さ3〜8cm、葉と同長かそれより長い。
- 分布・生育地 :
沖縄(石垣、与那国島) (国外:日本固有) 海岸の崖や岩間
- 花期 : 3〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年4月22日 沖縄県与那国島 中上・全体2 2013年5月25日 沖縄県石垣島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・雌花序1 同 上 左下・雌花序2 2004年4月22日 沖縄県与那国島 右上・葉(表) 2013年5月25日 沖縄県石垣島 右下・葉(裏) 2019年5月13日 同 上
- 撮影記 :
厚くて、大きい丸い葉と大きな鋸歯が特徴的なラセイタソウである。どこにでもありそうな花であるが、八重山諸島にだけに分布していない沖縄県の危急種である。
石垣島では海岸に近い牧場の片隅、隆起石灰岩の岩場の側で見たが、与那国島でも石灰岩の隙間に、牛や馬から身を隠すように小さな群落を作っていた。
訪れた時はちょうど花期で、丸い葉の陰から太い花序をあげていた。
葉は写真でもわかるように、厚くてシワがありゴワゴワしている。
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