ラセイタソウ(羅背板草)

Boehmeria biloba


ラセイタソウ1

  • 科名・属名 : イラクサ科 カラムシ属

  • 特徴 :
     草丈30〜70cmの多年草。
     葉は対生し、広卵状楕円形〜倒卵状円形で長さ6〜15cm。厚く、鋸歯は細かくて揃い、表面はちりめんじわ状になり、両面に短毛がある。
     花は雌雄同株で、雌花序は茎の上部に球状に集まった雌花が短い穂をつくり、雄花序は細長い穂状で、茎の下部につく。

  • 分布・生育地 :
     北海道(南部)〜本州(紀伊半島までの太平洋岸)
     海岸の崖や岩間

  • 花期 :  7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     1995年7月9日  神奈川県横須賀市
     中上 1993年9月19日  東京都伊豆七島
     中下・雄花序 2015年6月20日  神奈川県江ノ島
     下左・雌花序、下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  厚く毛深い葉は、海岸という乾燥した厳しい環境を生き延びるための知恵を感じさせる。
     関東地方の海岸ではごく普通に見られ、いかにも南方系といった感じの植物なので気にも留めなかったが、中国や九州地方には分布していないのを知って驚いた。同属の花は、遠く沖縄八重山諸島に分布するヤエヤマラセイタソウである。
     ヤブマオに似ているが、本種の葉の鋸歯は細かく、やや粗い鋸歯のつくヤブマオと区別ができる。
    葉

    同じ科の仲間の花
ラセイタソウ2

雄花序

雌花序