ヤマトキホコリ(山時ほこり)

Elatostema laetevirens


ヤマトキホコリ

  • 科名・属名
  • : イラクサ科 ウワバミソウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     茎はほとんど無毛。  葉は互生し歪んだ長楕円形で、長さ5〜10cm。先はとがるが尾状にならず、縁には鈍鋸歯があり、両面に毛がある。乾くと黄緑色になる。
     雌雄同株で、雄花と雌花が混じり、花序は球形で柄がないが、時に有柄の雄花序がでることもある。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜九州  山地の湿地

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2009年9月20日 石川県金沢市
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  道端に気をつけながら登っていくと、地面を覆うように広がるこの花の群落が目に入った。花の時期もちょうどいいようだった。
     ウワバミソウに似ているが、葉の湾曲が大きく、花期も秋と異なっている。
     イラクサ科を整理していて未撮影種が沢山あることに気づき、その後注意してみると、思いの外多くの花に出会うことができた。
     花といっても人目をひく花ばかりではない。こんな地味な花もあり、撮影者のその時々の興味の置き具合によって、目に入ったり入らなかったりする。なかなか全てに目を行き届かせるのは難しいものだ。

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花