ヤンバルツルマオ(山原蔓苧麻)

Pouzolzia zeylanica


ヤンバルツルマオ1

  • 科名・属名 :
     イラクサ科 ヤンバルツルマオ属

  • 特徴 :
     長さ30〜150cmの多年草。
     茎は硬く、基部は木質状で、斜上または多少匍匐して広がる。
     葉は互生し、披針形〜卵状披針形で長さ2〜7cm。全縁で先は尖り、両面とも長い毛がある。
     花は葉腋に束生し、雄花は帯緑色〜帯紫色で、花被片は4個、雄しべは白色で飛び出る。雌花も葉腋に束生し筒状。
     別名 オオバヒメマオ

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島以南)〜沖縄
     原野や田の畦などやや湿った所

  • 花期 :  9〜12月

  • 撮影月日・場所 :
     2009年9月27日  沖縄県西表島
     中 2005年12月3日  沖縄県与那国島
     下・花 2009年9月27日  沖縄県西表島

  • 撮影記 :
     この花の存在を知り探していたが、ツルマオに似た花をイメージしていたため見つけられなかった。そのうち「沖縄植物野外活用図鑑」でこの花の写真を見つけ、思い違いに気づいた。
     そのつもりで、休耕田や田の畦を探したところ、すぐに見つけることができた。蔓状ではなく、他の物に寄りかからないと直立できないような花だった。
     同定には詳細な記述は必要不可欠であるが、記述だけではなかなかその植物のイメージを想像できない。素人には、写真や図版の必要性を実感する。

  • 同じ科の仲間の花
ヤンバルツルマオ2

花