キガンピ(黄雁皮)

Diplomorpha trichotoma


キガンピ

  • 科名・属名
  • : ジンチョウゲ科 ガンピ属

  • 特徴

  •  高さ1〜2mの落葉低木。
     枝はよく分枝し、今年枝は無毛で、樹皮は褐色〜褐紫色。
     葉は対生し、卵状楕円形〜披針形で、長さ2〜8cm、幅1〜3.5cm。柔らかく両面無毛で、裏面は淡緑色。
     花は枝先に短い円錐状の穂状花序となり、両性で淡黄色〜白色、長さ6〜7mmの花を数個つける。萼は筒形で無毛、先は4裂する。雄蕊は8個で小さく、雌蕊は1個で萼の半分の長さ。
     果実(そう果)は卵形で長さ約5mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿地方以西)〜九州  低山

  • 花期
  • : 7〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年9月21日 鹿児島県大隈半島
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  鹿児島県大隈半島にある高隈山に特産種のタカクマホトトギスの撮影に出かけた。
     年によっては桜島の火山灰で葉が汚れ、絵にならないと聞いていたが、この年はそんなこともなく、きれいな花を無事撮影することができた。
     撮影後、近くの山道を散策していると、対生する葉が印象的な黄色のこの花が目に入り、関東地方では見かけない花と、何カットか撮影した。

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花