タカクマホトトギス(高隈杜鵑草)

Tricyrtis ohsumiensis



  • 科名・属名
  • : ユリ科 ホトトギス属

  • 特徴

  •  草丈10〜50cmの多年草。
     茎はほぼ直立し、毛がない。
     葉は長楕円状で先は尖り、長さ6〜25cm、幅4〜8cm。
     花は葉腋に1〜2個7つき、上向きに咲く。花被片は淡黄色で赤褐色の斑点がある。

  • 分布・生育地

  •  九州(大隈半島) 山地の湿った岩場

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年9月21日 鹿児島県高隈山
     アップ  同 上

  • 撮影記

  •  タカクマの名があるように、鹿児島県の高隈山で発見され、大隈半島の山に生育している。
     黄色い花をつけるホトトギスは全て見たいものだと想い、最後に残ったのがこの花とジョウロウホトトギスだった。
     高隈山に出かければ撮影できると聞き、台風一過の好天の日、高隈山に登ると登山道際ですぐに見つかった。
     よく似たキバナノホトトギスに比べると花期が2週間程度早いらしく、終わりがけの花が多かった。
     キバナノホトトギスとは、葉の幅が広いことや、花色が淡いこと赤褐色の斑点が少ないことで区別できる。
     アップの写真のように赤褐色の斑点はないものもある。

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