ムニンアオガンピ(無人青雁皮)

Wikstroemia pseudoretusa


ムニンアオガンピ果実

  • 科名・属名
  • : ジンチョウゲ科 アオガンピ属

  • 特徴

  •  高さ2m程度の常緑ないし半常緑の低木。
     1年目の枝だけでなく2〜3年目の枝、葉柄に伏毛がある。
     葉は密に対生し、楕円状倒卵形〜長楕円形で、長さ1.5〜10cm、幅1〜4cm。質は厚い紙質。
     花は枝先に4〜8花つき、両性花で黄色、萼は筒状で先は4裂し、外側に伏毛を密生する。花柄は1〜7mmと短い。
     果実(液果)は長楕円形で、赤熟する。

  • 分布・生育地

  •  小笠原諸島  日当りのいい岩石地、台地

  • 花期
  • : 7〜9月(実際はもっと長い)

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月25日 東京都小笠原諸島

  • 撮影記

  •  アオガンピに似ているが、枝や葉、花に毛が多く、花柄が短い小笠原諸島の固有種である。
     小笠原父島はもともと雨が少ないようで、岩場や台地には樹高の低い常緑樹が多いが、そんな中にこの木も混じっている。
     6月末に訪れた時、株は沢山あったものの花はなく、果実が一つ見つかっただけだった。

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