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- 科名・属名 : カタバミ科 カタバミ属
- 特徴 :
草丈15〜30(〜40)cmの多年草。帰化。
根の先にできる塊茎は紡錘形で、葉を出す
葉は根元から数本出る15〜30cmの長い葉柄の先に、3小葉をつける。小葉は円形〜丸みのある倒心形、長さ幅とも長さ3〜8cm。先は少し凹み、葉の裏面は葉柄や花柄とともに腺毛がある。葉柄の基部にある托葉と関節は膜質で半透明、長さ約15mm、幅約2mm。
花は花茎の先に散形花序となり、10〜15個の花をつける。花柄は長さ2.5〜7cm、基部にある小苞は、線形で長さ3〜4mm、腺毛があり、しばしば分枝する。花は径3〜5cm、花弁は5個、倒卵形〜広倒卵形、長さ2〜2.5cm、幅1.5〜2cm。縁は細かく波打ち、淡紅紫色〜白色で、やや濃色の脈があり、中心部は黄色。雄しべは10個、長短があり、葯は黄色。雌しべは1個、花柱は5個。萼片は狭披針形、長さ5〜7mm、幅1〜1.5mm、腺毛がある。
- 分布・生育地 :
逸出帰化(南アフリカ原産)(本州(関東地方以南)〜九州に帰化) (国外:世界各地で逸出帰化) 路傍、空地
- 花期 : 3〜4、8〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2004年10月23日 香川県小豆島 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花、下・葉 同 上
- 撮影記 :
小豆島の岩壁でミセバヤを撮影し、バスの時間まで間があるので歩いて港に向かった。
ふと段々畑の一角が赤紫色に染まっているのに気がつき、近づいてみるとこの花が群生していた。
初めて見た花の大きさにはびっくりしたが、それがこの花を同定する基準の一つになっているようだ。
南アフリカ原産で、日本には江戸時代に観賞用として持ち込まれ、本州(関東地方以南〜)、四国、九州の暖地で逸出帰化しているものが見られる。
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