カタバミ(傍食)

Oxalis corniculata


カタバミ1


  • 科名・属名 : カタバミ科 カタバミ属

  • 特徴 :
     草丈10〜30cmの多年草。
     根は垂直に伸びて肥厚し、地下茎はない。
     茎はよく分枝し地を這って広がり、茎や葉には粗い毛がある。
     葉は3出掌状複葉、小葉は倒心形(ハート形)で0.5〜2.5cm。基部に耳状の小さな托葉がある。葉柄は2〜7cm。
     花は上部の葉腋から長い花柄を出し、1〜8個が散形花序につく。花は黄色で直径約8mm。花柄は長さ1〜1.5cm。
     果実(刮ハ)は花時直立した花柄が花後下を向き、その先に上向きににつく。果実(刮ハ)は円柱形、長さ1.5〜2.5mm、全面に反曲した白い短毛を密生し、開出した多細胞毛がある。熟すと多数の種子をはじき出す。

  • 分布・生育地 :
     日本全土 (国外:朝鮮、中国、台湾、アジア、オーストラリア、ヨーロッパ、北アフリカ、アメリカ)
     道端や庭、畑

  • 花期 :  5〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1978年5月14日  神奈川県津久井郡
     中上・全体2 2023年5月2日  栃木県栃木市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花序(果実も) 2019年9月5日  神奈川県川崎市
     左下・花 2018年4月19日  鹿児島県鹿児島郡
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     カタバミ類は帰化種が多く、長い間この花も帰化だとばかり思っていた。
     葉や花は睡眠運動をするため、夕方は葉が欠けたように見える。
     撮り直しをしようと自宅の近所を探したところ、帰化種のオッタチカタバミばかりだった。
     どこにでもあると思っている花、探すと以外に見当たらないことも多い。

  • 葉 同じ科の仲間の花
カタバミ2

花序

花