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- 科名・属名 : カタバミ科 カタバミ属
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。帰化。
地下茎は横走し、根茎から茎を直立する。
葉は互生、茎の上部では集まって叢生し3小葉からなる。小葉は心形、長さ5〜18mm、幅7〜25mm。葉柄は長く、基部に1mm程度とごく小さい托葉がある。
花は3〜10cmの長い花茎の先につく2〜6個の小花柄につき、小花柄は長さ1〜2mm。花弁は黄色で5個、楕円形で長さ7〜11mm。萼片は5個、狭披針形で、長さ3〜4mm。
果実(刮ハ)は直立し、長さ1.5〜2.2cm。果柄は水平に開出〜反り返る。種子は卵形で扁平、茶褐色で8〜9本の隆起線がある。
- 分布・生育地 :
帰化(北アメリカ原産) (国外:中央アメリカ、オーストラリア、アジアに帰化) 道端や空地
- 花期 : 4〜11月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年6月19日 東京都日野市 中・全体2 2015年6月15日 東京都あきる野市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 同 上 左下・果実(刮ハ) 2025年5月7日 東京都八王子市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
カタバミによく似た黄色の花を咲かせるが、茎が立ち上がることや、白い毛が多いこと、托葉がごく小さいことで区別される。
北アメリカ原産で、昭和40年代初め、京都で見つけられ、現在では関東地方から九州にかけて帰化している。
河原や川沿いの堤防際などでよく見られ、ここに挙げた写真は全て多摩川やその支流の堤防際の空地で撮影したものである。

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