
|
- 科名・属名 : ケシ科 オサバグサ属
- 特徴 :
草丈15〜25cmの多年草。
葉は根生し、葉身は倒披針形で櫛の歯状に羽状全裂し、基部の羽片は漸次小さくなり、長さ10〜20cm、幅2.5〜3cm。羽片は幅3〜5mm、先は円く、少数の鋸歯がある。質はやや肉質、深緑色で表面に粗い毛が疎らにある。
花は花茎の先に長さ5〜15cmの総状花序となり、細い花柄の先に疎らに花をつける。花柄は長さ10〜15mm。花弁は4個、白色、長楕円形で長さ約5mm。雄しべは4個。萼は2個、広卵形で長さ1〜1.2mmと小さく、早落性。
果実(刮ハ)は扁球形〜球形で2裂し、長さ・幅とも約3.5mm。種子は2個、楕円形で、長さ約1.5mm。
- 分布・生育地 :
本州(中北部) (国外:日本固有) 亜高山帯の針葉樹林下
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1979年6月17日 岩手県早池峰山 中上・全体2 2005年6月26日 同 上 中下・全体3(群生) 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2015年6月1日 長野県北八ヶ岳 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
1属1種で日本特産種である。和名のオサ(筬)は、機織に使われるもので、本種の葉の形がそれに似ていることから付けられている。
一見シダの葉のような特徴ある葉は、花のないときでもすぐに本種と分かる。
図鑑では少ないとあるが北八ヶ岳には多く、針葉樹林下のコケの上に群生していた。
全体の写真は早池峰山の林下で撮影したが、6月の早池峰山は、森林限界の上ではヒメコザクラや多くの高山植物が咲き出していて、山の上でも下でも撮影に追われた。

同じ科の仲間の花
|