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- 科名・属名 : ケシ科 キケマン属
- 特徴 :
茎の長さ1m程度の2年草。
茎はよく伸びて分枝し、柔らかで稜があり、無毛。
葉は互生、2〜3回3出複葉、三角形で、長さ、幅とも7〜12cm。小葉の葉身は長楕円形〜倒卵形で3深裂し、裂片は長さ1〜1.5cm。苞は広卵形〜卵形で全縁、長さ10〜15mm、幅5〜10mm。
花は花茎の先に総状につき、淡黄色で、長さ15〜20mm。距はやや長く、下へ湾曲する。
果実(刮ハ)は長倒卵形、長さ12〜15mm、幅3.5〜4.5mm。種子は数個あって2列に並び、黒色で平滑。
- 分布・生育地 :
本州(東北・関東・中部地方) (国外:朝鮮(北部)、シベリア(東部)、オホーツク沿岸地方) 山地の半日陰の林内
- 花期 : 8〜10月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年9月1日 群馬県吾妻郡 中上・全体2 2004年9月4日 長野県上高地 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2007年9月1日 群馬県吾妻郡 左下・果実 2020年9月6日 長野県戸隠高原 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
ナガミノツルケマンに似ていて、花の色が淡いことや、果実(刮ハ)の幅が広く、種子が2列に並ぶことなどが違いである。
ある植物図鑑に上高地の写真があったことや、種子が2列に見えることで本種としたが、自信はなかった。
早く確認したいと思っていたら、2007年、群馬県でその機会に恵まれた。
苞の様子や種子の入り方、花の色も確認した。
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