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- 科名・属名 : ケシ科 キケマン属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。
塊茎は球形で径約1cm、1(〜稀に2)個の茎を出す。
葉は2〜3回3出複葉。小葉は卵円形〜披針形など変化が多く、しばしば3裂する。最下の葉は鱗片状になる。
花は茎頂に総状花序となり、少数または多数つく。花弁は4個、長さ15〜25mm、赤紫〜青紫色、外側の2個のうち上側の1個は距があって後方へ突き出し、下側の1個は距がないか小距があり、内側の2個は同形でやや小さい。萼は2個で小さい。雄しべは2個、外側の花弁に対生する。苞は多くの歯牙または欠刻がある。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国(東北部) 山の林下、草原、沢沿い
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2023年4月11日 大分県由布市 中上・全体2(細葉) 1996年4月29日 栃木県日光市 中下・全体3 1993年5月1日 長野県岡谷市 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2023年4月11日 大分県由布市 右上・小葉、右下・苞 同 上
- 撮影記 :
エゾエンゴサクによく似ているが、普通苞に歯牙や欠刻があるので区別できる。
エゾエンゴサクほどでもないが、山地の林下で群生していることが多い。
葉の形や花の色に濃淡があり、一つずつチェックしていくのも面白い。
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