バイカオウレン(梅花黄蓮)

Coptis quinquefolia


バイカオウレン

  • 科名・属名 : キンポウゲ科 オウレン属

  • 特徴 :
     草丈5〜15cmの多年草。
     根茎は細長くて横に這い、匐枝を出して増える。
     根出葉はやや厚く光沢がある。小葉は5個、倒卵形で長さ1〜2.5cm。基部はくさび状で3中裂し、鋭い鋸歯がある。
     花は上向きに1個づつ咲き、径1.2〜1.8cm。萼片は5個、倒卵形で白色、花弁は黄色で舷部は浅い杯状。
     果実(袋果)は輪状に開出し、長さ6〜9mm、柄は5〜6mm、側壁に1本の縦脈がある。
     別名 ゴカヨウオウレン

  • 分布・生育地 :
     本州(福島以南)〜四国 (国外:日本固有)
     山地の針葉樹林の林下や林縁

  • 花期 :  3〜4月

  • 撮影月日・場所 :
     1993年4月17日  神奈川県箱根
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中上・花1    同  上
     中下・花2 2015年4月23日  長野県木曽郡
     下左・果実、下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  オウレン属は花弁の細い種類が多いものの、本種は和名のとおり梅の花のようにふっくらしている。
     この写真を撮影した神奈川県箱根では、石仏の並んだ間にこの花が咲いており、遠くから見た時はセツブンソウのように見えた。
     お地蔵さんをバックに咲く雰囲気は清楚なこの花にマッチしていると思った。
    葉

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花1

花2

果実