ハコネトリカブト(箱根鳥兜)

Aconitum japonicum var. hakonense


ハコネトリカブト

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 トリカブト属

  • 特徴

  •  草丈50〜100cmの多年草。
     草原に生え、ヤマトリカブトより小さい。花は青紫色。
     茎が直立し、葉は厚く裂片の切れ込みが深く、花が密集してつくことでヤマトリカブトの変種とされてきたが、ヤマトリカブトが草原では直立しただけで同じという説もある。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方〜関東地方西部) 草原 

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1993年9月26日 神奈川県箱根

  • 撮影記

  •  秋色を帯びた箱根の山の草原の中で濃い青紫色の花はよく目立つ。
     カメラを向けていると観光客が「何の花ですか」と尋ねてくる。「トリカブト」と答えると、「これがそうですか」と妙に納得される。花よりも名前の方が有名な花だ。
     ○○トリカブトなどと分けて喜んでいるのは学者か、我々のような物好きだけだ。

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