ヒメウマノアシガタ(姫馬の足形)Ranunculus yakushimensis |
|
草丈6〜10cmの多年草。 茎は中実で、下部は倒れ花後節から根を出して増える。 根出葉は3中裂し、裂片はさらに3浅裂し、長さ0.5〜1.5cm。両面に淡褐色の伏毛がある。茎葉は下のものは3裂し、上部は線形。 花は単生し、花弁は黄色で長さ1.2〜1.5cm。 屋久島(固有) 高山帯の湿地 2006年9月3日 鹿児島県屋久島 中 2007年8月26日 同 上 下 2006年9月3日 同 上 矮小化した変種が多い屋久島の花。この花も小さなキンポウゲをといった花で、高山帯の湿地などに分布しており、この時期なら見られるはずと期待していた。 ところが、花之江河の湿原には全く花は見られない。その先に期待して歩を進めると、ある湿地で黄色の花が目に入った。近づいて目をこらすと思ったより大きいが間違いなく本種だ。 大きいといっても地表に張り付いたような小さな花。この日はわずか2ヶ所でしかお目にかかれず、先を急いでいた登山客の目には留まらなかっただろう。 同じ科の仲間の花 |
|