ヒメウマノアシガタ(姫馬の足形)

Ranunculus yakushimensis


ヒメウマノアシガタ1

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 キンポウゲ属

  • 特徴

  •  草丈6〜10cmの多年草。
     茎は中実で、下部は倒れ花後節から根を出して増える。
     根出葉は3中裂し、裂片はさらに3浅裂し、長さ0.5〜1.5cm。両面に淡褐色の伏毛がある。茎葉は下のものは3裂し、上部は線形。
     花は単生し、花弁は黄色で長さ1.2〜1.5cm。

  • 分布・生育地

  •  屋久島(固有) 高山帯の湿地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月3日 鹿児島県屋久島
     中 2007年8月26日  同 上
     下 2006年9月3日  同 上

  • 撮影記

  •  矮小化した変種が多い屋久島の花。この花も小さなキンポウゲをといった花で、高山帯の湿地などに分布しており、この時期なら見られるはずと期待していた。
     ところが、花之江河の湿原には全く花は見られない。その先に期待して歩を進めると、ある湿地で黄色の花が目に入った。近づいて目をこらすと思ったより大きいが間違いなく本種だ。
     大きいといっても地表に張り付いたような小さな花。この日はわずか2ヶ所でしかお目にかかれず、先を急いでいた登山客の目には留まらなかっただろう。

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ヒメウマノアシガタ2

花アップ