イヌショウマ(犬升麻)

Cimicifuga japonica


イヌショウマ1

  • 科名・属名 : キンポウゲ科 サラシナショウマ属
     注.APG分類では、学名(C. biternata)

  • 特徴 :
     草丈40〜75cmの多年草。
     根出葉は普通2回3出複葉、円心形で長さ6〜10cm。小葉は卵形〜広卵形、長さ3〜15cm、幅3〜12cm、3〜7に浅裂〜中裂し、し、裂片には不揃いの鋸歯があり、表面の脈上に短い毛が生える。葉柄は長さ3〜40cm。茎葉は退化して鱗片状になる。
     花は単一基下部で枝分かれした茎の先に長さ8〜60cmの穂状花序になり、白い小さな花を多数咲かせる。花弁は長さ4〜5mm、径約2mm、全縁または先が少し凹み、短い柄がある。萼は広楕円形で長さ4〜5mm。雄蕊は長さ7〜8mm。花糸は先が少し広がる。雌しべは1個。
     果実(袋果)は楕円状で長さ5〜7mm、無毛。

  • 分布・生育地 :
     本州(関東地方〜近畿地方) (国外:朝鮮)
     山地や丘陵の湿った所

  • 花期 :   8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2012年9月27日  東京都高尾山
     中上・全体2 2017年10月5日  東京都八王子市
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花1    同  上
     左下・花2 2012年9月27日  東京都高尾山
     右下・葉 2017年10月5日  東京都八王子市

  • 撮影記 :
     秋、浅い山や丘陵を歩くと、暗く湿った林下や林縁で白い穂状の花を咲かせている。
     関東辺りではありふれた花であるが、分布は関東〜近畿地方までと以外に広くない。
     同じ頃山地に生えるオオバショウマによく似ているが、本種のほうが低い山に生え、葉の表面脈上に毛の生えること、葉の切れ込みが3〜5と少ないことなどが相違点で、葉のつき方が2回3出複葉がほとんどである点も異なる。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
イヌショウマ2

花1

花2