オオバショウマ(大葉升麻)

Cimicifuga acerina


オオバショウマ1

  • 科名・属名

  •  キンポウゲ科 サラシナショウマ属

  • 特徴

  •  草丈40〜120cmの多年草。
     根元葉は1回3出複葉、小葉は円心形で長さ7〜20cm。5〜9に中〜浅裂し、裂片には不揃いの鋸歯があり、表面の縁に細い毛があるか無毛で、裏面脈上に短毛がある。
     花は単一か下部で枝分かれした茎の先に穂状花序となって白色の小さな花を多数咲かせる。萼片は花弁状で広楕円形、長さ4〜6mm、花弁も同じような長さ、雄蕊は長さ約7mm。
     果実(袋果)は長さ6〜7mm。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州  山地の林中

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1995年9月23日 群馬県妙義山
    下 2012年10月4日 島根県大田市

  • 撮影記

  •  妙義山は春のミョウギコザクラや夏のミョウギモミジカラマツなどの特産種があり、何度か訪れた。
     秋は、オオイワインチンミョウギトリカブトがあってそれを目的に出かけた際、トリカブトは撮影できなかったが、林下にこの花が咲いていた。
     同じ頃似たような花を咲かせるイヌショウマとは葉の表面脈上に毛がないことで見分けるが、葉も1回3出複葉なので、普通葉が2回3出複葉のイヌショウマとは区別できる。

    同じ科の仲間の花
オオバショウマ2