イワカラマツ(岩唐松)

Thalictrum sekimotoanum


イワカラマツ

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 カラマツソウ属

  • 特徴

  •  草丈50〜150cmの多年草。
     花弁はなく、黄緑色の花糸が糸状になるなどアキカラマツによく似ているが、茎、葉柄、小葉の両面、花序、萼などに極小さな腺毛が密生して粘る。
     花期も秋ではなく、6月ごろである。
     別名 ナツカラマツ。

  • 分布・生育地

  •  本州(東北、関東北部、長野、香川)
     日当たりのいい岩壁や礫地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年6月25日 栃木県下都賀郡
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  何の予備知識もなくこの花を見たのなら「花期の早いアキカラマツがあるな」くらいにしか思わないだろう。そのくらいそっくりである。
     茎や葉柄、葉などに腺毛が生え、粘るという特徴がある。
     本州でも何県かにしか分布していない花で、日光へ出かけたついでに生育地に立ち寄ってみた。
     多分ここだろうと思っていた場所に、一面この花が咲き花期もちょうど良かった。ただ藪蚊が多く、片手で蚊を追いながらの撮影となった。
     カラマツソウの花の萼は、草落性(花が咲くとすぐに落ちる)のものが多くこの花もそうであるが、中の花の写真では、いくつかの花にまだ白い萼が残っている。

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花アップ

葉アップ