ケハンショウヅル(毛半鐘蔓)

Clematis japonica var. villosula


ケハンショウヅル1

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 センニンソウ属

  • 特徴

  •  つる性の木本植物。
     葉は1回3出複葉、小葉は卵形で長さ2〜3cm。先は鋭頭〜鋭尖頭で、粗い鋸歯がある。
     花はその年に出た枝の先に集散状に2〜3個つき、鐘形で下を向いて咲き、萼片は4個、紫褐色で外面には淡紫褐色の毛が生える。
     ハンショウヅルに似るが、萼片の外面全体に淡黄褐色の毛があることが異なる。

  • 分布・生育地

  •  本州(中国地方)〜九州  林縁、林の中

  • 花期
  • : 5〜6

  • 撮影月日・場所

  •  2009年6月12日 熊本県阿蘇
     中、下・花   同 上

  • 撮影記

  •  登山道を詰めていくと、足元に紫色の花弁が数枚落ちているのに気がついた。見上げると、林縁に巻きついた蔓から淡紫色の半鐘が何個かぶら下がっている。  ハンショウヅルの変種で、萼片の外側に毛の多いのが特徴とされている本種だ。
     今日の目的の一つだったが、飛行機の遅れもあって、見つけたのはもう4時を回っていた。
     邪魔な夕日が雲に隠れるのを待って撮影したが、風も強かったこともあり、出来上がりを見たらブレているカットが多かった。

    同じ科の仲間の花
ケハンショウヅル2

花アップ