キンバイソウ(金梅草)

Trollius hondoensis


キンバイソウ

  • 科名・属名 : キンポウゲ科 キンバイソウ属

  • 特徴 :
     草丈40〜100cmの多年草。
     葉は円心形、径5〜20cm。3全裂し、裂片は浅く羽状に切れ込むか、粗い鋸歯がある。根出葉と下部の茎葉には長い葉柄がある。
     花は茎頂に集散花序に3〜5個つき、橙黄色で、径2.5〜7cm。花弁状の萼片は5〜7個、広倒卵形で平開する。花弁は細い線形〜狭披針形、8〜18個あり、先端は鋭尖形か時に凹み、舷部は薄く平で肥厚せず、萼片よりわずかに濃色、長さ(7〜)11〜20mmで、普通雄しべより長い。雄しべは多数、長さ3〜5mmの葯を含め、長さ10〜13mm。雌しべは10〜20個、花柱は直立して細く、長さ2.5〜3.5mm。
     果実(袋果)は13〜26個、長さ10〜12mm、花柱は果時にも残り、長さ2.5〜4mm、竜骨は不明瞭。

  • 分布・生育地 :
     本州(吾妻山、群馬・長野・山梨・岐阜・滋賀県) (国外:日本固有)
     温帯上部〜亜寒帯の中性草原

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体 2004年7月18日  長野県霧が峰
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     この花の自生地の一つ、長野県霧が峰は、この花の咲く時期はニッコウキスゲの花時、ひどい渋滞と人出の多さに目を丸くした。
     それでも、この花の咲いているのは観光客のあまり来ない場所、橙黄色が一際目立つこの花をじっくり撮影した。

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花

葉