|
- 科名・属名 : ユリ科 ワスレグサ属
注.APG分類ではススキノキ科、学名(XANTHORRHOEACEAE)
- 特徴 :
草丈60〜80cmの多年草。
匍匐枝はなく、根にまれに膨らみがある。
葉は長さ60〜70cmで幅1.6〜2cm。
茎頂に短く詰まった花序をつけ、3〜10個の花をつける。花筒は長さ1.5〜2cm、花被片は橙黄色〜橙赤色、長さ6.5〜8cm。花柄の長さは短いものから3cm程度まで色々。花は朝開き、夕方には閉じる。
果実(刮ハ)は広楕円形、長さ2〜2.5cm。種子は黒色で卵形、長さ5〜6mm。
別名 ニッコウキスゲ
- 分布・生育地 :
本州(中部地方以北) (国外:日本固有) 山地や亜高山の草原、海岸
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1995年8月5日 長野県高峰高原 中上・全体2 1980年7月13日 長野県霧が峰 中下・全体3 1995年8月5日 長野県高峰高原 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 下・花 2018年7月19日 長野県栂池
- 撮影記 :
高原や海岸端に群生し、尾瀬ヶ原や雄国沼、霧降高原、霧が峰などこの花の群生が観光の目玉となっている所も多い。
このHPでは、本州(東北部)〜北海道に生えるものは別種のエゾゼンテイカとして載せているが、形態的に連続しているとして分けない考え方もある。
花の満開状態は何日か続くように見えるが、実際は1つの花は1日でしぼみ、次々と同じ株の花が咲くのでそう見えるだけである。
同じ科の仲間の花
|