キタダケトリカブト(北岳鳥兜)

Aconitum kitadakeense


キタダケトリカブト

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 トリカブト属

  • 特徴

  •  草丈15〜35cmの多年草。
     茎はよく枝分かれし、上部に曲がった毛がある。
     葉は円心形で3つに深く裂け、さらに2つに裂ける。裂片は線形。
     花は青紫色で、花柄と雄しべには曲がった毛がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(南アルプス北岳山系)(固有)
     高山の岩礫地、草原。

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年9月3日 山梨県北岳
     下  同 上

  • 撮影記

  •  日本第2の高峰である南アルプス北岳の高山帯に咲く。
     特産のリンドウの仲間を撮影に8月半ば過ぎに北岳に登ると、沢沿いは雪解け跡に盛夏の頃の花が見られるが、森林限界を越えたあたりからはすっかり秋の花に衣替えしている。
     サンプクリンドウなどが咲く登山道沿いにあまり背丈の高くないこの花が咲いている。
     2005年、二十数年ぶりに上まで登り、この花の健在を確かめた。

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キタダケトリカブト2