コカラフトブシ(小樺太附子)

Aconitum sachalinense var. nemurense


コカラフトブシ

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 トリカブト属

  • 特徴

  •  草丈60〜150cmの多年草。
     茎は枝分れし、上部には曲がった毛がある。
     葉は3つに深く裂け、さらに2つに深く裂ける。裂片は線状披針形。
     花序は散房状または円錐状で、花は青紫色。

  • 分布・生育地
  • : 北海道(東部) 湿原

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  1991年8月18日 北海道根室市

  • 撮影記

  •  8月中旬過ぎの道東地方の海岸はすっかり秋の風情。
     賑やかだった原生花園も人影はまばら。湿原も茶色に色づき咲いている花も少ない。そんな中に濃青紫色のこの花だけが涼しい風に揺れている。
     数は少ないものの、チシマコハマギク、ムラサキベンケイソウ、シコタンヨモギなどこの時期から咲き始める花もある。

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