シコタンヨモギ(色丹蓬)Artemisia laciniata |
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草丈25〜40cmの多年草。 花をつけない短い茎の葉はロゼット状につき、長さ12〜18cm、葉身の幅は5.5〜6cm。2回羽状全裂し、最終裂片は線形。花茎の中部の葉も同様に全裂する。 頭花は円錐花序に下向きにつき、径2〜4mm。総苞片は4列、煉瓦状に並び、外片は広卵形、縁は透明の膜質で褐色。 別名 キクヨモギ 北海道(道北、道東) 海岸や山地の岩場、草地 1991年8月18日 北海道根室半島 下・花 同 上 北海道北部から東部の海岸沿いの乾いた草地や岩礫地に生える。 ヨモギの仲間のため、花の咲きだすのが遅く、満開状態になるのは旧盆過ぎである。 盆過ぎの根室半島はすっかり秋の装い。やや色付き初めた草原で、びっしり花をつけ、葉に特徴のあるこの花が点々と見られる。 海岸の岩場には、ムラサキベンケイソウやチシマコハマギクが咲いている。 同じ科の仲間の花 |