ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)

adonis mutiflora


ミチノクフクジュソウ

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 フクジュソウ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     花は黄色でフクジュソウに似ているものの、萼片が菱形で花弁の長さの1/2〜2/3と短く、外側は緑色から黒緑色。
     花弁は裏面の先端が赤褐色を帯び、花柄は細く、集合果は球形。
     葉の裏面は無毛、茎は中空の違いがある。

  • 分布・生育地

  •  本州、九州  土手や傾斜地の草地

  • 花期
  • : 4〜5月上旬

  • 撮影月日・場所

  •  2005年4月16日 長野県諏訪市
     下3枚  同 上
     全て拡大写真あり(写真をクリック)

  • 撮影記

  •  フクジュソウが4つの変種に分けられたため、フクジュソウ以外の種を撮影し、その違いを確認したいと思っていた。
     近くの産地を探したところ、長野県でも南部にはフクジュソウでなく本種の産地が多いと知った。
     3〜4月初めという時期はスミレにも早いため訪れる機会がなかったが、山道に入ると棚田の法面や林下に一面この花が咲いていてびっくりした。
     萼が花弁の半分〜2/3の長さ、葉に毛がない、茎は中空などの違いをしっかりと確認して撮影した。