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- 科名・属名 : キンポウゲ科 オウレン属
- 特徴 :
草丈5〜15cmの多年草。
葉は3小葉からなり、小葉は倒卵状くさび形、上半部に鋸歯がある。
花は花茎の先に1個頂生して上向きに咲き、花弁状の萼片は5個、白色で径約1.5cm。花弁は黄色で舷部はへら形。
果実(袋果)は輪状に開出する。袋果の花柱は短く、1本の縦脈がある。
別名 コシジオウレン
- 分布・生育地 :
本州(中部〜東北)の日本海側 (国外:日本固有) 亜高山帯〜高山帯の湿った所
- 花期 : 5〜8月
- 撮影月日・場所 :
2006年7月22日 山形県月山 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中 2015年7月13日 群馬県尾瀬 下左・花、下右・葉 同 上
- 撮影記 :
多雪地帯に生えるこの花、雪田の融けたあとなどで見ることが多く、最初に見たのはまだ多くの雪が残る至仏山だった。
よく似たミツバオウレンと比べると、果実(袋果)の花柱が短く、側壁に1本の縦筋があることが異なるとされる。
尾瀬至仏山の登山道では両方見られるが、針葉樹林下ではミツバオウレンが、雪田跡ではこの花が見られ、花弁状の萼片の幅などもやや広いなど、違いがよく観察できる。
しかし、最初の写真は花だけの写真になっていて、肝心の葉が見えず撮り直しのリストに挙げていた。
あるランを撮影に出かけた月山、雪が多く登山道もすっかり雪に覆われていた。雪解け水がチョロチョロ流れる雪田の末端、黒く濡れた枯れ草の間から、対照的な白色のこの花が早くも花を咲かせていた。
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