ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

Ranunculus acris var. nipponicus


ミヤマキンポウゲ群落

  • 科名・属名 : キンポウゲ科 キンポウゲ属
     注.APG分類では学名(Ranunculus acris subsp. nipponicus)

  • 特徴 :
     草丈10〜50cmの多年草。
     茎に粗い毛があり、開出せずに斜上または寝た毛がある。
    根出葉は数個あり、葉身は幅2.5〜8cm、3〜5中〜深裂し、さらに2〜3裂する。両面に毛が多い。
     花は黄色で径1.5〜2cm、花弁は5個、広倒卵形で表面に強い光沢がある。
     果実(痩果)は倒卵形、長さ2.5mm、花柱は長さ0.5mmでかぎ状に曲がる。

  • 分布・生育地 :
     本州(中北部)〜北海道 (国外:日本固有)
     高山帯の草地

  • 花期 :  7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1983年8月7日  長野県白馬岳
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 1982年6月18日  北海道礼文島
     下左・花 2015年7月20日  群馬県尾瀬
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     夏の高山の草原を彩る花の一つで普通に見られ、低地にあるキンポウゲの高山型である。
     同じように高山草原でよく見られるシナノキンバイに比べると、同じ黄色でも花が小さいことから群落写真にしてもやや見劣りがする。
     しかし、写真の白馬岳大出原のお花畑のように夏山の雰囲気を感じさせてくれる花である。

  • 葉

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花