ムニンセンニンソウ(無人仙人草)

Clematis terniflora var. boninensis


ムニンセンニンソウ

  • 科名・属名

  •  キンポウゲ科 センニンソウ属

  • 特徴

  •  つる性で常緑の多年草。
     葉は羽状複葉で、3〜5個の小葉からなり、小葉は卵状楕円形〜卵形。質は革質で厚く、光沢があって無毛。先は尖り、縁は全縁で、基部は円形〜心形。
     花は葉腋に円錐花序をつくり、白色で径約4cmの4弁花を数個つける。

  • 分布・生育地

  •  小笠原諸島(固有) 日当りのいい林縁

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2011年6月26日 東京都小笠原諸島
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  図鑑で見ると花は8月頃とあるので期待はしていなかったが、話を聞いて出かけると、道端のギンネムの木に絡み付いて白い花が咲いていた。花期もちょうどよかった。
     他でも株を見かけていたが、まだ蕾もない状態だっただけに大喜びだった。
     南方系の花は季節外れの時期に花を咲かせることがよくある。運よく当たったときは儲けものだ。
     本土のセンニンソウに似ているが、花が大きい、花数が少ない、葉に光沢があり、茎や葉に毛がないなどが異なるとされている。

    同じ科の仲間の花
花

葉