ニリンソウ(二輪草)

Anemone flaccida


ニリンソウ1


  • 科名・属名 : キンポウゲ科 イチリンソウ属
     注.APG分類では、学名(A. flaccida var. flaccida)

  • 特徴 :
     草丈15〜55cmの多年草。
     根茎は円柱形で水平に伸び、長さ3〜5(-10)cm。
     根出葉は1〜6個、3全裂し、小葉は広菱形〜倒卵形、長さ2〜6cm、幅1〜4cm。中裂〜浅裂し、白班がある。葉柄は長さ6〜25cm、無毛かやや開出する毛がある。茎葉は3枚が輪生し深く欠刻し、表面白班が、裏面に伏毛がある。
     花は白色で、普通2個と樹に単生するか3個つき、径1〜3cm。普通白色。花柄は長さ2蚊等cm、伏毛あるいは開出毛がある。萼片は5個、楕円形〜円形、長さ6〜18mm、幅4〜16mm、背面に伏毛がある。押し弁は長さ5〜7mm、葯は黄色で長さ約1mm、花糸は線形。
     果実(集合果)は広卵形、径約6mm、痩果は広楕円形、長さ約4mm、斜上毛がある。
     花が色々な形で緑色になるものがあり、
     
    ミドリニリンソウ(f. viridis)(左4の写真)といい、
     紅色を帯びるものを、
     
    ウスベニニリンソウ(f. rosea)(左下の写真)といい、
     八重咲になるものもあり、
     
    ヤエザキニリンソウ(仮称)(学名未定)(右上の写真)とした。
     注.APG分類では、萼片が15個程度ある八重咲品種をギンサカズキイチリンソウ(f. semiplena)としているが、写真の株は萼片の数が通常の倍の10個なので、ヤエザキイチリンソウ(仮称)とした。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:朝鮮、中国、サハリン、ロシア(沿海部))
     林下や林縁に普通、時には草原

  • 花期 : 4〜6月

  • 撮影月日・場所 :
    上・全体1 1981年4月26日  栃木県日光市
    中1・全体2 2005年5月21日  滋賀県伊吹山
    (上、中1は拡大写真あり、写真をクリック)
    中2・花1 2004年5月8日  長野県上伊那郡
    中3・花2 2007年3月31日  東京都八王子市
    中4・ミドリ 1991年6月2日  北海道札幌市
    左下・ウスベニ 2009年3月28日  東京都高尾山
    右上・ヤエザキ 1992年5月24日  北海道旭川市
    (中4、左下、右上は詳細写真あり、写真をクリック)
    右下・葉 2018年3月28日  東京都八王子市

  • 撮影記 :
     低山から深山まで林下や沢沿いなどやや湿った場所に群生している。
     春先から咲き始め次々に咲くことから、長い間花見を楽しませてくれる。
     これが夏場に咲くのであれば、他の花も多いことからあまり目を向けてもらえないのかもしれないが、まだ花の少ない春先から咲くため知名度も高い。
     芽だしの頃の若い葉は山菜と間違えられて採取されることがあるが、毒があるので注意が必要だ。

  • ヤエザキニリンソウ

    葉

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ニリンソウ2

花1

花2

ミドリニリンソウ

ウスベニニリンソウ