オオミスミソウ(大三角草)

hepatica nobilis var. japonisa f. magna


オオミスミソウ1(濃ピンク系)

  • 科名・属名 : キンポウゲ科 ミスミソウ属
     注.APG分類では、和名はスハマソウ属、学名変わらず

  • 特徴 :
     草丈10〜15cmの多年草。
     ミスミソウの品種で、全体が大きい。
     葉は越冬し、葉身はやや三角形で3浅裂、幅が5〜10cmにもなる。先は鈍く、長い葉柄がある。
     花は茎頂につき、径1.5〜2cm。花弁はなく、花弁状の萼片は狭卵形〜楕円形〜狭長楕円形、長さ8〜10mm。色は白色から青紫色、淡紅色、紅紫色など多彩。

  • 分布・生育地 :
     本州中部(日本海側) (国外:日本固有)
     落葉広葉樹の林下

  • 花期 :   3〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1(濃ピンク系) 1986年4月6日  新潟県佐渡ヶ島
     中上・全体2(青紫系) 1984年4月15日  新潟県弥彦山系
     中中・全体3(紫系) 1986年4月6日  新潟県佐渡ヶ島
     中下・全体4(淡赤紫系)    同  上
     左下・全体5(淡青紫系)    同  上
     右上・全体6(八重咲)    同  上
     (花は全て拡大写真あり、写真をクリック)
     右下・葉 1997年3月29日  新潟県弥彦山系

  • 撮影記 :
     まずは千変万化の花を見て欲しい。これでも紹介しきれないほど花色の変化(別カット)は多い。
     ミスミソウの品種でミスミソウに含めるべきであるが、株ごとに花色も形も違うこの花の楽しさを感じてもらいたいため、あえて別ページとした。
     芽吹き前の日当たりのいい雑木林の下にこんな花が一面咲き乱れている、そんな光景に出会うとそれこそ時間を忘れるほどだ。
     新潟県を中心にした日本海側に分布し、雪解けと同時に咲くことからユキワリソウの名もある。色変わりを中心に掘り取られることが多く、最近は白の株ばかりが目立つようになった。

  • オオミスミソウ6(八重咲)

    葉

    同じ科の仲間の花
オオミスミソウ2(青紫系)

オオミスミソウ3(紫系)

オオミスミソウ4(淡赤紫系)

オオミスミソウ5(淡青紫系)