リュウキンカ(立金花)

Caltha palustris var. nipponica


リュウキンカ1


  • 科名・属名 : キンポウゲ科 リュウキンカ属

  • 特徴 :
     草丈15〜50cmの多年草。
     根出葉は4〜6個、葉身は腎蔵形〜心蔵形で、長さ5〜10cm、幅7〜15cm。上部は粗い円鋸歯または波状縁から全縁、基部は大きくへこむ。茎の上部に少数の葉をつける。葉柄は長さ20〜30cm。
     花茎は1〜2本、直立または斜上し、長さ15〜30cm、開花後長さ約50cmに伸びる。花茎の葉は心臓形〜腎臓形、縁は円鋸歯〜波形。葉柄は長さ2〜24cm、最上部のものはほとんど無柄。花は、茎頂に2〜4個つき、黄色で径2〜4cm。花柄は開花時で長さ2〜5cm、果実時で長さ6〜10cmになる。萼片は花弁状で5(〜7)個、長楕円形〜倒卵形、長さ15〜20mm、幅4〜10mm。雄しべは多数、長さ6〜8mm。葯は長さ約1.5mm。心皮は5〜9(〜12)個あるが、普通6個、長さ約10mm。
     果実(袋果)は長さ5〜10mm、幅約3mm。無柄で斜上し、しばしば外曲する。

  • 分布・生育地 :
     北海道、本州、九州 (国外:朝鮮、中国、東シベリア)
    山地の浅い水中や湿地

  • 果(花)期 :  5〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1978年6月18日  群馬県尾瀬ヶ原
     中・全体2 2024年6月20日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花、右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     初夏の尾瀬ヶ原はミズバショウとこの花の競演である。どちらも残雪の至仏山をバックに多くの写真が写されている。
     まだ植物の十分生え揃わない湿原に黄金色のこの花と濃い緑の葉は映える。
     立金花は花茎が立って花が黄金色であることから付けられている。

  • 葉

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リュウキンカ2

花