|
- 科名・属名 : キンポウゲ科 キンポウゲ属
- 特徴 :
草丈10〜60cmの多年草。
茎は開出毛があり、初め地を這って先は立ち上がり、節から根を出す。
根出葉は2〜5個、葉身は腎円形、長さ、幅とも1.5〜9cm。3全裂し。裂片は切れ込切れ込み、広卵形の鋸歯となり、両面に伏毛がある。葉柄は長さ2〜15(-25)cm。
茎葉は3全裂し、開出毛があり、葉柄は短い。
花は上部の茎葉に対生して単生して花序を作らず、鮮黄色で径0.5〜1.5cm。花弁は5個、楕円形〜狭倒卵形。花柄は長さ1〜3.5cm、開出毛がある。
果実(集合果)は倒卵状、径7〜12mm、果托に開出毛が疎らに生える。痩果は倒卵状、長さ4〜5mm、扁平、無毛で平滑。嘴は長さ約1mm、細く先端がゆるく鉤形に曲がる。
- 分布・生育地 :
本州(山口県)〜沖縄 (国外:台湾、中国(中南部)) 溝の縁や湿った林縁
- 花期 : 2〜6月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1995年4月23日 鹿児島県奄美大島 中上・全体2 2017年3月17日 沖縄県国頭郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花2、以下全て 同 上
- 撮影記 :
本州(山口県)から沖縄にかけて分布しており、茎が地を這って伸び、先端が立ち上がるといぬのが特徴である。
奄美大島に出かけた際、溝に咲いているこの花が西日本に分布する本種と聞いて撮影したが、おざなりの撮影だった。
普通に生えていたので、教わらなければキツネノボタンと思って写さなかっただろう。
大分後になって沖縄に出かけた時、雨降りで山中や沢に入れない日、山裾に咲いているのをやっとしっかり撮影した。
同じ科の仲間の花
|