タカネハンショウヅル(高嶺半鐘蔓)Clematis lasiandra |
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キンポウゲ科 センニンソウ属 つる性の木本植物。 葉は若い枝では互生、花をつけるようになると対生し、2回3出複葉で小葉は卵形〜卵状披針形。小葉の先は尖り、あらい鋸歯がある。葉や茎に生える毛は白い。 花はその年に延びた葉の根元から出て、普通下向きに3個咲かせる。萼片は4枚、淡紅紫色〜紅紫色で長さ1.5〜1.8cm。先は少し反り、外面の縁には白い毛がある。 白い花を咲かせるものがあり、 ●シロバナタカネハンショウヅル(f. albescens)(下右写真)という。 本州(近畿地方以西)〜九州 山間部の日当たりのいい林縁 2007年10月7日 福岡県北九州市 中 1997年10月4日 宮崎県霧島 下左 2011年9月18日 徳島県名東郡 下右・花 2007年10月7日 福岡県北九州市 高嶺の名はついているものの、本州(近畿以西)〜九州地方のそう高くない山地に分布している。 ただ、この手の花をつける仲間では珍しく秋に咲くことから、私の中では高山植物並みの位置づけになっていた。 ある時、霧島山系に秋の花を撮影に行くことになり、同地の花に詳しい鹿児島のD氏に問い合わせてお教えいただいた。 運良く探し当てることができたが、花期には少し早く心残りだった。 2007年、秋の北九州平尾台の花探索に出かけた。 目的のツクシコゴメグサを見つけ、あとはこの花を探すだけになった。 自然観察センターで聞いても場所ははっきりせず、ありそうな場所を手当たり次第歩いた。 やっと林縁を覆うように咲くこの花を見つけた。霧島で見た花に比べると白っぽい花だった。 同じ科の仲間の花 |
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