タンナトリカブト(丹那鳥兜)

Aconitum japonicum ssp. napiforme


タンナトリカブト

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 トリカブト属

  • 特徴

  •  草丈50〜150cmの多年草。
     茎は分枝せず、下部を除き曲がった毛が生える。
     茎葉は円心形で長さ6.5〜15cm、幅7.5〜18cm。3全裂し、側小葉はさらに2中裂〜深裂する。裂片は欠刻し、両面脈上に曲がった毛がある。葉柄にも曲がった毛がある。
     花は散房花序につき、青紫色で長さ2.7〜3.6cm。長さ2〜3cmの花柄や花冠外面にも曲がった毛が生える。雄しべは無毛で、雌しべは3個あって無毛。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿西部以西)〜九州
     草原や疎林下

  • 花期
  • : 9〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2004年10月23日 香川県小豆島
     中・花    同  上
     下・葉 2013年10月12日 宮崎県西臼杵郡

  • 撮影記

  •  小豆島にミセバヤを撮影に行った際、登山道際の林下に咲いていた。
     西日本では比較的普通の種であるものの、この時期あまり西に出かけることが少なかったので、初めての出会いだった。
     花期的には少し遅めで、高いところの花はほとんど終わっていたり、葉がなくなっていたりして、この株だけが何とか撮影できた。
     全体に曲がった毛が多く生えるのが特徴で、アップで見ると毛がよくわかる。

    同じ科の仲間の花
花

葉