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- 科名・属名 :
キンポウゲ科 シロカネソウ属
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。
根茎は横に這い、匐枝を伸ばして繁殖する。
基部に1個の根出葉があり、茎葉は対生し、茎の基部は合着する。頂小葉は菱形卵状、鈍い欠刻がある。
花はほぼ全開し上向きに咲き、花弁状の萼片は5個、白色で径1.2〜1.5cm、外側にしばしば紫色の条がある。花弁の舷部は杯状で直立する。
果実(袋果)は広がって魚の尾のようになる。
別名 シロカネソウ
- 分布・生育地 :
本州(神奈川県〜奈良県)の太平洋側 (国外:日本固有) 温帯林の林下
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年5月11日 静岡県安倍峠 中上・全体2 2008年4月29日 滋賀県米原市 中下・全体3 2016年7月1日 静岡県富士山 (上、中上、中下は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花、右上・果実、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
根茎が横に長く這って増えていくことから、和名のツルシロカネソウ(蔓白金草)の名前がついている。
太平洋岸のやや深い山中で見かける。分布地域もよく似たハコネシロカネソウよりも見かけることが多く、全体に少し大きく、葉の感じが違う。
2008年、久しぶりに滋賀県で出会った。
堂々と流れ落ちる滝つぼの脇、小さな白い花が点々と咲いていた。
花期的には少し遅めであったが、昼食も兼ねてゆっくりと花と風景との語らいを楽しんだ。
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