ヤエヤマハマナツメ(八重山浜棗)

Colubrina asiatica


ヤエヤマハマナツメ

  • 科名・属名 :
     クロウメモドキ科 ヤエヤマハマナツメ属

  • 特徴 :
     高さ約6mになる直立〜つる性の低木。
     葉は互生し、卵形で長さ5〜9cm、幅2〜6cm。先は鋭尖頭、基部は円形で鈍鋸歯縁、3出脈が目立つ。質は洋紙質で表面は光沢があり、裏面は淡緑色。葉柄は長さ8〜12mm。
     花は葉腋に長さ約1cmの小花柄の先に集散花序となって小さい花をつけ、黄緑色で径約4mm。萼片は5個。、花床は幅広く輪状に肥厚しやや平面となる。
     果実(核果)球形で径7〜9mm。基部は残存萼に包まれ、3個の小核があって後に裂開してはじける。

  • 分布・生育地 :
     沖縄  沿海地

  • 花期 :   5〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     2012年6月9日  沖縄県西表島
     中上・花1    同  上
     中下・花2 2014年9月4日    同  上
     下右・果実    同  上
     下左・葉 2012年6月9日    同  上

  • 撮影記 :
     海岸に沿って走る道路、海との間に防波堤があり、そこに上がると海岸に生えている樹木の上部がちょうど目の高さとなる。
     この花は高さ5mもある上部の葉腋につき、しかも小さいので普通なら遠くから眺めるしかないのだが、ここでは目の前で見られ手にとって観察できるありがたい場所だ。
     その他にもヤエヤマネムやナハキハギなども見られ、出かけるたびに立ち寄る場所となっている。

  • 葉

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花1

花2

果実